幻のシャンパーニュ”サロン”の姉妹メゾン「ドゥラモット社」が手掛けるシャンパーニュ
ドゥラモット社
創業者フランソワ・ドゥラモットの長男ニコラ・ルイはマルタ騎士団のシュヴァリエ(騎士)であり、1824年にアルトワ伯シャルル・フィリップが国王シャルル10世として即位した際には、商事裁判所長官として参列し、レジオン・ドヌール勲章を受けています。
その拠点をコート・デ・ブランのグラン・クリュのひとつ、ル・メニル・シュール・オジェ村に置き、幻のシャンパーニュとして知られる「サロン」の姉妹メゾンという位置づけを担います。
サロンはご存知のとおり、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産し、この100年間にリリースされたのはわずか30数ヴィンテージのみ。
サロンが造られない年、そのぶどうは、ドゥラモットのために使われます。
瓶内熟成期間はブリュットで30〜36ヶ月と非常に長く、ブラン・ド・ブランでは48〜60ヶ月も澱と一緒に寝かせられ、リリースされる時を静かに待ちます。
品種やクリュ、長期熟成など当然ながらサロンとの近似性が散見され、メニル、アヴィーズ、オジェ、クラマンのシャルドネがアッサンブラージュされたブラン・ド・ブラン・ミレジメに至っては、プチ・サロンと呼んでしまいたくなるほどの気品と複雑味が堪能できます。
このようにして、サロンとの関係性を飲み手に対して感じさせるほど贅沢な味わいのシャンパーニュです。
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