幻のシャンパーニュ「サロン」と姉妹メゾン「ドゥラモット」のシャンパーニュセット
サロン 2013
1900年代初頭、フランス・シャンパーニュ地方のメニル・シュル・オジェ村に設立されたシャンパーニュ・メゾン・サロン。当時、毛皮商であったウジェーヌ・エメ・サロン氏が私用に造りはじめたシャンパーニュが評判となり、世界中の紳士淑女が集まるパリの社交場を飾るシャンパーニュに選ばれるとその名は一躍有名になりました。
白葡萄のシャルドネ種の聖地として知られるコート・デ・ブランの中でもグラン・クリュ格付けの畑で、良年にのみ最上質のシャルドネの一番絞りの果汁だけを使用して、たった一銘柄のシャンパーニュのみをリリースするという類稀な独特の哲学を貫く孤高のシャンパーニュ・メゾンといわれています。
1911年といわれる初ヴィンテージより現在に至るまでの間、世にリリースされたのはわずか40数ヴィンテージに過ぎず、シャンパーニュ造りに対する独自の哲学を徹底して追求する姿勢がうかがえます。
偉大な年にのみリリースされる単一年のドゥラモットです。2014年は素晴らしい年になりました。シャンパーニュの製造工程の1つに瓶内で熟成させる工程があります。通常は2~3年間の熟成期間ですが、こちらは倍の6年間熟成された後リリースされました。通常よりも手間をかけ造られたシャンパーニュです。
長期熟成により、力強い泡立ちながらも繊細でクリーミーな口当たりに仕上がっています。レモンやライムの爽やかさに加え、オレンジの皮の様な心地よい苦みを感じます。エレガントな余韻がいつまでも続きます。
ドゥラモット・ブラン・ド・ブラン
Blanc de Blancsブラン・ド・ブランとは、白葡萄のみで仕込んだという意味で、シャンパーニュ地方では、通常2種の黒葡萄ピノ・ノワールとムニエ、1種の白葡萄シャルドネをブレンドしますが、このキュヴェはその貴重なシャルドネだけを使った贅沢なアイテムです。レモンを始めとした柑橘の香りに白桃や洋梨の香りが加わり、爽やかながらアロマティック。酸味のビシッと効いた軽快な味わいながらも、口中では熟成由来の香ばしさも拡がります。口中の香ばしさをより引き出すには少し温度を上げて8℃程度がお勧めです。
こちらもドゥラモット社が手掛けるロゼシャンパーニュです。多くのメゾンが、白ワインに赤ワインをブレンドしてロゼを作る中、白黒葡萄を同時に発酵し、果皮からじっくり色素や香りを引き出します。穏やかに仕込まれた鮮やかなロゼ色は、乾杯の場面を華やかに彩ります。
木苺やスプレーバラのような香り、芳醇な果実味と共にドライな酸を兼ね備えたバランスのよい辛口です。乾杯の場面でも大活躍ですが、デザートにもお奨め。香りにも感じる、苺やバラの香りを纏わせた一品やハイビスカスやローズヒップの香りとも好相性です。
シャンパーニュ地方でも最上級のシャルドネを栽培している「コート・デ・ブラン(=白い丘)」のグラン・クリュのシャルドネを50%使用。シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ3種類をバランス良くブレンドする事により、深みと複雑味のあるシャンパーニュに仕上がっています。サロンが造られなかった年のぶどうは、ドゥラモットに使用されます。醸造に関してもサロンの醸造チームが行うという強いこだわりを持って造られるシャンパーニュです。
関連商品