ボルドーのトップシャトーが手掛けるセカンドワインを厳選した4本セット
ファーストラベルは、一般的に飲み頃を迎えるまで長期の熟成を必要とし、中には20~30年熟成が必要なワインもありますが、セカンドラベルは、一般的にファーストラベルより早く熟成し、より早くその味わいを楽しめるのが最大の特徴です。さらに価格面においても、ファーストラベルより、リーズナブルなため、手に取りやすい存在のワインです。近年では、セカンドラベルをファースト、セカンドと分けずに別のカテゴリーとして仕上げるシャトーも多数存在するなど、常に進化を続けているジャンルの1つです。
パゴド・ド・コス・2016
格付け第1級シャトーに匹敵すると称される名門「シャトー・コス・デストゥルネル」のセカンドラベル。2016年はシャトー・コス・デストゥルネルのスタイルが見事に表現されたヴィンテージとなりました。バランス良く、口当たりは上品で優しい仕上がりです。キメ細かく、複雑で濃密なタンニンがしっかりと味わいの根底をしっかりと支えていて力強い骨格のある仕上がり。非常に優れたヴィンテージをそのまま表現しています。
外観は濃いルビーの色合いです。ブラックチェリーやブラックベリー、レッドカラントなどの果実の香りと合わせて、スパイスやハーブ、トリュフ、黒オリーブを思わせる印象が香りに複雑さをもたらしています。濃厚な果実味と、緻密なタンニン、豊富な酸味が一体となり、非常に高いレベルでバランスを取っています。余韻が非常に長く、今後数年熟成させて、数年後の変化も楽しみたいワインです。
ご家庭では、食卓でお楽しみいただく1時間前に抜栓し、可能でしたら、さらにはデキャンタージュを行っていただけますと、複雑な香りが十分に開きますので、おすすめです。
カベルネ・ソーヴィニヨン : 50%
メルロ: 46,5%
プティ・ヴェルド : 3%
カベルネ・フラン : 0,5%
メドック格付け第2級に位置するシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドのセカンドラベルです。(2016年までは「レゼルヴ・ド・ラ・コンテス」の名称) 格付けワインが多いポイヤック村で、あの1級のシャトー・ラトゥールに隣接の畑のブドウを、ファーストラベルと同じ醸造チームが同じ方法で造られています。2006年にはシャンパンで有名なルイ・ロデレール社が参入することで、伝統を重んじつつ品質がより向上しています。その品質は通年を通してとても安定しており、よくボルドーの貴婦人と形容されるようにエレガントさと力強い味わいを兼ね備えている事が特徴です。
格付け第1級シャトーに匹敵する「スーパーセカンド」として、 長年ボルドーファンに愛され続ける銘柄のひとつでもあります。外観は深みのあるルビー色。ブラックベリーやカシスの香りに、トリュフやタバコの様な複雑なニュアンスが混ざり合い、より上品で洗練されたスタイルに仕上げています。口当たりは滑らか。ボリューム感がたっぷりで力強く、十分なタンニンと上品な酸味が、全体をバランス良く仕上げ、気品あるワインへと仕上げています。
(栽培面積比率)
カベルネ・ソーヴィニヨン:62%
メルロ:28%
カベルネ・フラン:7%
プティ・ヴェルド:3%
スーパーセカンドの代表格として名高いメドック格付け第2級、シャトー・デュクリュ・ボーカイユのセカンドラベルです。
外観はルビーレッドがキラキラと輝くイメージ。プラム、ブラックベリー、ブルーベルー、ラズベリー等果実を凝縮したような上品な香りと、バラやスミレ、キノコやクローブのニュアンスも感じます。口に含むと、熟した果実味やスパイスの風味が広がり、上品な酸味と、力強いタンニンが全体のバランスを保ち、余韻の最後まで豊潤な果実味と上品な香り長く続きます。
2012年はちょうど10年の熟成を過ぎ、さらに香りが開き、複雑味が増しているヴィンテージです。
2018年よりラベルデザインが変更されました。2010年から2017年までは、黒地に金色の模様が綺麗に輝くデザインです。手掛けたのは、あの有名なロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーの愛娘であり、現在ジュエリーデザイナーでもあるジェイド・ジャガー氏です。このシャトーが持つ、優雅で上品な味わいの印象をイメージしてデザインされています。
カベルネ・ソーヴィニヨン:60%
メルロ:35~37%
プティ・ヴェルド:3~5%
サンテミリオンの代表格シャトー・ランジェリュスが手掛けるセカンドワイン「ル・カリオン・ダンジェリュス」。シャトー・ランジェリュスは、2012年に行われたサン・テミリオンの格付け見直しで、見事最高ランクの第1特別級Aに昇格しましたが、その後の2022年9月の更新時に自ら格付けから撤退し、ワイン業界に衝撃を与えました。それでもなお、シャトー・アンジェリュスの人気は衰えることなく、むしろ人気が高まっています。サンテミリオンの頂点を極めたシャトーが1987年からリリースしているセカンドラベルです。
畑の場所により土壌の性質が大きく異なり、粘土質、砂、砂利質土壌、石灰質土壌が入り混じっています。サンテミリオンのモザイク状の土壌から生み出されるぶどうをバランス良く使用する事で複雑な味わいで洗練されたワインをリリースしています。
深みのある濃いガーネット色。熟したプラムやラズベリー、スグリ、チェリーの香りに、バニラ、クローヴのスパイシーはニュアンスを感じます。果実味が豊かできれいな酸味ときめ細かいタンニンと共に、優しくも力強いバランスです。余韻も心地よく長く続くワインです。
(栽培面積比率)
メルロ:90%
カベルネ・フラン:5%
カベルネ・ソーヴィニョン:5%
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