果実味と凝縮感ある渋みが味わえる特級畑赤ワイン
クロ・ド・ヴ―ジョは約50ヘクタールの広さ。ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区にある特級畑の中で最大の広さを誇り、栽培者も80以上が存在します。一言で「クロ・ド・ヴ―ジョ」といっても、わずかな畑の位置の違いや手掛ける生産者によってその味わいは様々であり、ワイン専門家やワイン好きの方々の間では「このクロ・ド・ヴ―ジョはどのような場所に位置している?どのワイナリーが作っている?」という会話もしばしば交わされ、これもクロ・ド・ヴ―ジョを楽しむひとつです。
このフェヴレが所有する畑は好条件の斜面中腹に位置し、樹齢は古いもので70年を超えるものもあります。恵まれた立地と樹から生み出されるワインは、ぎゅっと詰まった果実味と凝縮感ある渋みが味わえる、まさに特級畑と認定されるに相応しい味わいです。
ブルゴーニュの名門フェヴレ社
ブルゴーニュワインを牽引するトップ生産家フェヴレ。その歴史は、1825年ブルゴーニュ地方の中心に位置するニュイ・サン・ジョルジュ村にメゾンを設立しスタートしました。当初は、主に農家からぶどうやワインを買い付け、自社で熟成・瓶詰めをして出荷をする生産者を意味するネゴシアン業からスタートし、その後徐々にドメーヌ業(自身でぶどう栽培から醸造、瓶詰、販売まで一貫して担う生産者)にも力を注ぎました。これまでシャンベルタン村やピュリニー・モンラッシェ村などのブルゴーニュの代表格産地の特級や一級畑をはじめ、モノポール(自社単独畑)など数々の畑を購入し、現在では、ブルゴーニュ地方最大級の約120haの自社畑を有し、生産量の約8割を自社畑から生み出すブルゴーニュ屈指のドメーヌとなりました。個性豊かなさまざまなブルゴーニュワインで、世界中のワインファンを今もなお魅了し続けています。ひらまつのレストランでも、創業当時の1980年代よりワインリストにオンリストされて以降、数多くのお客様のテーブルを華やかに彩り、お料理の味をより一層引き立たせる存在として大変人気のあるドメーヌです。