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Saint Romain 2020 Morey Blanc
サン・ロマン・2020・モレ・ブラン

  • 限定品
販売価格(税込):
9,515
ポイント: 475 Pt

生産地方/ブルゴーニュ
サイズ/750ml
品種/シャルドネ
味わい/白・辛口

余韻にはミネラル感とほのかにトロピカルフルーツのニュアンスが印象的なブルゴーニュ白ワイン

モレ・ブランは、ルフレーヴやコント・ラフォンといった名門ドメーヌでの経験を持つピエール・モレが手掛けるネゴシアンのワインです。ルフレーヴで、15年以上にわたって醸造長を務めた経験を活かし、最高峰のブルゴーニュワインを造り続けています。ネゴシアンと言ってもドメーヌと同じ労力をかけて仕上げているワインは、ドメーヌに負けない程のクオリティを保ってます。長期間寝かせる必要が無く、いつ開けても楽しませてくれる魅力的なワインです。

外観は輝きのあるレモンイエローの色調。ライムや白桃、リンゴなどの果実のアロマと、白い花のブーケ香りをたっぷりと感じます。落ち着いた雰囲気もあり、チャーミングで親しみやすい口当たり。豊潤な果実味があり、ほどよく上品な酸味とフィネスを感じます。余韻にはミネラル感とほのかにトロピカルフルーツのニュアンスが印象的な白ワインです。

ピエール・モレ

ドメーヌとネゴシアンのふたつを高水準で両立させる希有な存在「ピエール・モレ」。ピエール・モレは、ムルソーの造り手ですが、一族がムルソーにやってきたのはフランス革命まっただ中の1793年のこと。モレと名のつく他のドメーヌ同様、もともとはシャサーニュ・モンラッシェの出身です。

ピエールの父、オーギュストは1935年にドメーヌ・デ・コント・ラフォンのメタイエ(収穫の一部を受け取る小作人)のひとりとなり、1971年から ピエールがそれを引き継ぐようになりました。ラフォンは、ムルソーの1級畑や特級モンラッシェなど素晴らしい畑をもっていましたが、オーナーは、常に他の仕事をもち、畑作業は小作人に任せていました。ドミニク・ラフォンがラフォン家で初めての栽培醸造家になると、折半耕作の契約期間を延長せず、ラフォン家のすべての畑を自ら 耕作することを宣言します。
1986年から1991年にかけてピエール・モレは多くの畑を失いますが、ピエール・モレの手腕に感銘を受けていた、ピュリニー・モンラッシェの大ドメーヌであるルフレーヴは、引退が決まっているそれまでの醸造長のジャン・ヴィロに代わって、ピエールを招聘しました。
こうして彼は、1988年以降、ルフレーヴの醸造長として働く一方、自身の小さなドメーヌを運営し、さらに1992年にはネゴシアン・ブランドとして「モレ・ブラン」を設立しました。二足のわらじならぬ三足のわらじを履くことになります。

ルフレーヴの醸造長に就いてから20年後の2008年、ドメーヌ・ピエール・モレとモレ・ブランの仕事に集中するため、ルフレーヴから離れ、娘のアンヌを共同経営者に迎えて、父娘で11haの畑を耕作。同時にモレ・ブランを経営しています。
ルフレーヴがそうであるように、ドメーヌ・ピエール・モレでも1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培し、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換しました。

アペラシオンはドメーヌもネゴシアンもムルソーを中心にコート・ド・ボーヌと白と赤に集中。ドメーヌ所有の特級畑はバタール・モンラッシェのみですが、ネゴシアンのほうにはモンラッシェにコルトン・シャルルマーニュ、赤のコルトンもあります。ドメーヌのラインナップには、珍しいムルソーの赤、レ・デュロがあり、表土の厚い土壌からすこぶるパワフルな赤ワインを生み出します。

ピエール・モレのワインはテロワールにきわめて忠実に仕上げられ、ムルソー1級ペリエールはその硬質なミネラル感を前面に押し出し、バタール・モンラッシェはリッチさと力強さが表現されています。

ドメーヌとネゴシアンの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴシアンを従ととらえられがちだが、ピエール・モレの場合はそれにあたりません。ネゴシアンのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様の対応がとられています。

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