シャトーヌフ・デュ・パプの生産者の中で常に最高評価を受け続けている“シャトー・ド・ボーカステル”
現在はこのアペラシオンに70ヘクタール、コート・デュ・ローヌのアペラシオンに40ヘクタールの畑を所有し13品種全てを栽培、ブレンドする伝統を守り続けています。そのブレンド技術は父から子へと継承され、ペラン・ファミリーの長い歴史を支えています。
シャトー・ヌフ・デュ・パプは、フランス南東部にあり、コート・デュ・ローヌ地方南部のワインでも最も歴史のあるワイン産地で、フランス語で「法王の新しい城」を意味します。

シャトーヌフ・デュ・パプ・ブラン 2021 シャトー・ド・ボーカステル
外観は、輝きのあるイエローゴールド。オレンジの花や白桃、トロピカルフルーツ、熟したバナナの様な香り。香ばしいトースト香やバター、アーモンド、蜂蜜のニュアンスも感じます。ミディアムからフルボディの味わい。果実味はたっぷりとあり凝縮されています。丸みのある口当たりと共に口いっぱいに広がるボリューム感は壮大で、パワフルです。

ご家庭では、魚介類全般はもちろん、実は肉料理にも合います。シャルキュトリーや白身の肉(豚・鶏・仔牛)のロースト、フォアグラのソテーとの相性もオススメです。あまり冷やし過ぎず、大ぶりのグラスでゆっくりを味わいの変化をお楽しみください。

ぶどう品種:
ルーサンヌ、グルナッシュ・ブラン、ピカルダン、クラレット、ブールブーラン

シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ・2019・シャトー・ド・ボーカステル
シャトー・ヌフ・デュ・パプ では、ワイン醸造において13品種のぶどうをブレンドすることが法律で認められておりますが、実際は全てではなく、その中の数種類を用いてワインを造る生産者が多い中、シャトー・ド・ボーカステルは唯一、13品種全てのぶどうをブレンドし、赤ワインを仕上げています。

それぞれのぶどうをバランス良くブレンドすることで、個性豊かなそれぞれのポテンシャルが1つに重なり、香り、果実味、酸味、タンニンに複雑味が増し偉大なワインに仕上がります。平均樹齢は60年を超え、中には100年以上のルーサンヌやグルナッシュも使用されています。

深みのあるルビーレッドの色調。プラム、カシス、ブラックチェリー、黒イチジクの熟した黒系果実の香りが凝縮しています。加えてリコリス、スミレ等の花の香りに、ペッパー、クローヴ等のスパイスなどのフレーバー加わった複雑な香りが広がります。口に含むと、上質でシルキーなタンニンと円みのある酸味が見事に調和し、上品な仕上がりです。上品な酸味と十分なミネラルもきれいに溶け合い、余韻の最後まで繊細で生命力のあふれた味わいを楽しめます。

ぶどう品種
ムールヴェードル、グルナッシュ、シラー、クノワーズ、サンソー、ヴァカレーズ、テレ・ノワール、ミュスカルダン、クレレット、ピクプール、ピカルダン、ブールブーラン、ルーサンヌ

1909年にペラン・ファミリーがシャトー・ド・ボーカステルを購入し、2代目ピエール
がブドウ畑を広げ、3代目のジャックが全ての基礎を築き上げました。
そして1950年代当時、まだ誰も実践していなかった有機農法を取り入れ、またムールヴェードルの可能性に着目し、栽培北限地であるシャトーヌフ・デュ・パプでの栽培に力を注ぎました。
現在シャトーヌフ・デュ・パプのアペラシオンに70ヘクタール、コート・デュ・ローヌのアペラシオンに40ヘクタールの畑を所有し13品種全てを栽培、ブレンドする伝統を守り続けています。
そのブレンド技術は父から子へと継承され、ペラン・ファミリーの長い歴史を支えています。