ソムリエがおすすめする春のワイン5本セット
クレマン・ド・ブルゴーニュ・2022・ヴーヴ・アンバル
“クレマン”とは、シャンパーニュと同じ伝統製法(瓶内二次発酵方式)によってフランス国内の定められた地域で造られるスパークリングワインで、使用する葡萄品種や栽培法、醸造の各工程の時期や数値まで厳密な規定をクリアしたものが”クレマン”と呼ばれます。
ブルゴーニュ随一のクレマンの名手ヴーヴ・アンバル社が良年にのみ造るヴィンテージ・スパークリングワイン。1898年の設立以来、クレマン・ド・ブルゴーニュを専業としてきたスペシャリスト。ブルゴーニュの南北に広がる240haの自社畑をはじめとする幾多の区画の葡萄を使用することにより奥行きのある味わいに仕上がっています。香りの主体は白桃やローストしたブリオッシュ。アペリティフからメインまで幅広く楽しめます。

ドメーヌ・サン・二コラは、ロワール川の河口から南に約100kmのロワール地方最西端のフィエフ・ヴァンデアンを代表するワイン生産者です。1960年にパトリス・ミッションが数ヘクタールの畑からワイン造りを開始しました。パトリスの2人息子エリックと現当主のティエリーが加わり、フィエフ・ヴァンデアンのイルドロングにセラーを建設して1985年にドメーヌ・サン・二コラがスタートしました。
手摘みで丁寧に収穫されたぶどうは6週間、20℃に保たれた鉄製のタンク内での自生酵母を使って醸造。醸造期間中に全体を軽く絞ってロゼの色合いを抽出。その後、4,500Lの木樽に移され7ヶ月間の熟成を行います。
鮮やかなロゼ色で、爽やかな柑橘系の香りと合わせて、ほのかにスパイシーな印象が残ります。果実感を十分に感じ、フレッシュな酸味が心地良く辛口のロゼワインにです。
鯛のセビーチェや魚のグリル、サラダやフルーツのデザートともよく相性が良くおすすめです。

ドメーヌ・サン・二コラは、ロワール川の河口から南に約100kmのロワール地方最西端のフィエフ・ヴァンデアンを代表するワイン生産者です。1960年にパトリス・ミッションが数ヘクタールの畑からワイン造りを開始しました。パトリスの2人息子エリックと現当主のティエリーが加わり、フィエフ・ヴァンデアンのイルドロングにセラーを建設して1985年にドメーヌ・サン・二コラがスタートしました。
手摘み収穫されたぶどうは、畑の中央に位置する白ワイン用のセラーに運ばれて醸造が開始されます。空圧式のプレスで軽く搾汁された果汁は20℃に温度設定された鉄製のタンク内で自生酵母を使い6週間の発酵を行います。その後、鉄製のタンク内で9ヶ月間の熟成を行いボトリングされます。
ワインは、透き通った輝きのある外観で、白い花の香りやフレッシュな柑橘の香りを感じます。ぶどう畑の西には大西洋が迫り、海と畑の間には塩田が広がります。その海の香りや塩味を感じる強いミネラル感と、爽やかな酸味のバランスが素晴らしい辛口の白ワインです。
シーフードのマリネやロースト、特に貝類や甲殻類がおすすめす。和食のてんぷらや、お寿司等にもワインの塩味が良く合います。

ドメーヌ・ゴートゥロンは、ブルゴーニュ北部ヨンヌ県の小さな村フレイーにあり、代々シャブリの畑を受け継いできた家族経営のワイナリーです。
シャブリ地区は、冷涼な気候とキンメンジャンと呼ばれる石灰質な土壌が特徴でミネラル感のある辛口の白ワインが造られます。こちらは、シャブリの特徴がはっきりと表れた白ワインです。澄んだ淡いイエローの色調でフレッシュなレモンやグレープフルーツの爽やかな香り。軽くバニラやピーナッツの様な素晴らしい香りも感じさせます。シャブリの特徴とも言える石灰由来の高品質なミネラルと、フレッシュな酸味が一体となり、バランス良く、キレのある素晴らしい辛口白ワインです。
合わせるお料理として、春に人気のホワイトアスパラガスや春の柑橘を添えらホタテのカルパッショ、春キャベツのスープやパスタなどがおすすめです。

ドメーヌ・デ・ザコルは、ブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュの名門ドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフローランスが始めたドメーヌで、オーベルニュ=ローヌ=アルプ地域、ローヌ河の右岸に位置する“アルデッシュ”に位置します。畑は、地理的にはローヌとアルデッシュの峡谷から数kmの所にあり、サン・マルセル・ダルデッシュ県に約21.0haを所有しています。2011年春、オーガニック農法を始め、Ecocert認証取得し、2011年10月よりビオディナミ農法の準備を進めたのち、2012年春には、全ての畑をこの農法に切れ替えました。
ワイン名のグリフとは、牡蠣の殻を含んだ化石群の総称を指します。年間生産本数は約3,800本。カリニャン100%で造られる非常に珍しいワインです。いわゆる自然派とされるワインではありますが、非常にエレガントで上品な味わいに仕上がっています。果実の凝縮感が高く、タンニンも十分にありますが、口当たりは優しくてなめらかです。きれいでフレッシュな酸味とのバランスも良く非常に上品で洗練された仕上がりです。
お料理は牛肉の赤ワイン煮込みや、仔羊にスパイスを効かせたお料理、春野菜の煮込み料理、和食ではタラの芽やフキノトウなどの春の山菜料理、かつおだしを効かせた若竹煮などもおすすめです。

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