「サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB(第1特別級B)」の格付のシャトー
シャトー・トロット・ヴィエイユは、「サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB(第1特別級B)」の格付けを与えられております。この(第1特別級B)に認められたシャトーは、数多く存在するシャトーの中でもわずか14しかなく、まさに、選ばれし素晴らしきシャトーです。 畑自体は、サンテミリオンの中心地からやや離れた場所に位置しており、その畑はワイン作りに適した砂利まじりの石灰質の土壌です。その環境から、サンテミリオンらしい、アルコール感と渋みの調和のとれたスタイルのワインが生まれます。
フィリップ・カスティジャ氏による目覚しい品質の向上
一時は低迷していたこのシャトーは、1949年現オーナーのフィリップ・カスティジャ氏の祖父、マルセル・ボリー氏が購入して以来徐々に名声を回復していきました。中でもワインの目覚しい品質向上はフィリップ・カスティジャ氏の手腕によるものだと評されています。厳格な栽培・選別、新樽の増加、完熟度を意識したタイミングでの収穫の決定、マセラシオンを長くするなどの数々の改革を慣行し完成度の高い素晴らしい品質へと向上しました。
「シャトー・バタイエ」や「シャトー・ランシュ・ムサス」などと同じくボリー・マヌー社が所有しているため販売ルートが制限され、ボルドーワインの投機的な価格高騰からは逃れられていて安定した価格を保っています。純粋な石灰質のテロワールから生み出されるトロット・ヴィエイユのワインは豊富なミネラル分が感じられ、フィネスと繊細さのある味わいです。
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