コート・デュ・ローヌにおいて長きに渡り、数多き生産者の中でも代表的な存在にある「ペラン家」。そのペラン家が造る数あるワインの中でも人気シリーズとなっている「クードレ・ド・ボーカステル」の白ワインをご紹介します。

オランジュとアヴィニョンの間に位置するシャトー・ド・ボーカステルの東側に隣接しており、3ヘクタールという非常に小さな畑です。
アルプスの洪積層に覆われた中新世(第三紀)の海洋性砂岩の土壌。良いブドウだけを厳選しながら手摘みで収穫します。空気圧を使ったプレスで圧搾し澱引き。発酵は一部オーク樽で、残りはステンレス・タンクで行います。8ヶ月間オーク樽とステンレス・タンクで別々に熟成させた後、ブレンドして瓶詰め。冷やして安定化させるという処理は施しません。

綺麗な外観で、桃やバナナ、ハチミツの香りが口いっぱいに広がります。丸みがありリッチでフルボディ。フレッシュ感もあり豊かなアロマが魅力のワインです。
コート・デュ・ローヌを代表するぶどう品種(マルサンヌ、ヴィオニエ、ブールブーラン、クレレット)を数種ブレンド。南国のマンゴーやアプリコット、桃、バナナ、等のトロピカルフルーツの様な華やかな香りに加え、ハチミツのニュアンスも感じます。丸みがありリッチでフルボディな口当たり。まろやかな酸味が加わり、全体をきれいにまとめており、バランス良いエレガントな白ワインです。
現在ひらまつレストランでもご好評いただいている、ソムリエお勧めワインです。

シャトー・ド・ボーカステルの歴史は300年以上続いています。1909年からペラン家が所有し、以来家族経営でワインを作り、3代目のジャック・ペラン氏の時代から有機栽培を始めました。現在ではオーガニックの認証も得ています。ワインに対する情熱や哲学は5代目のマーク・ペラン氏に受け継がれ、シャトーヌフ・デュ・パプを代表するの生産者の一角を担っています。