豊潤な果実味と上品な酸味とのバランスが調和した逸品
ブシャールは、丘の最上部にあり、南東向きの区画 Le Cortonに畑を所有し、標高は約320mで東向き。表土は薄く上品さの際立つコルトン・シャルルマーニュを生み出しています。
良質の酸によって引きたつ傑出した口当たりの良さ。凝縮感ある余韻が長く続きます。抜きん出たミネラルを思わせる風味を持ち、透明感と輝きに満ちた非常に優美でエレガントなワインです。
外観は、淡いイエローの色調で、濃厚な洋梨やアプリコットなどのアロマに、白い花のブーケ、トーストやスモーキーなオークなどを優しく感じる複雑な香りが広がります。豊潤な果実味が口いっぱいに広がり、上品な酸味とのバランスが調和しています。余韻も非常に長く、緊張感のあるミネラルを最後まで楽しめます。長期熟成にも非常に向いていて、10~20年の熟成にも耐えるポテンシャルを持っています。濃厚な魚介料理、バターソース、フォアグラ料理等と合わせてください。
ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス
1820年アントワーヌ氏はルイ11世と12世が築いたシャトー・ド・ボーヌ城を購入、地下を熟成庫とし、現在も使用しています。1970~80年代、一時ブシャールは衰退の時期を迎えますが、1995年にシャンパーニュ アンリオを所有するジョゼフ・アンリオ氏が経営を引き継ぎ、畑から醸造などあらゆる面に置いて改革を行いました。そのため、現在ブシャールの品質は向上し、世界に名が知れ渡るドメーヌに返り咲きました。
自社畑のブドウから造るドメーヌワインだけではなく、長期契約だからできる栽培指導を行い、ブシャールのスタイルに合った栽培家からのブドウを購入しています。
病害対策、果実の生産環境、多様性な生物環境をふまえた様々な条件をクリアして、2015年、環境に配慮した農法レベル3の認証を受けました。
ブシャールではテロワールを忠実に表現したワイン造りを目指しています。そのため、樽香は多すぎず、少なすぎずブシャールスタイルを守るため、コニャックのタランソー社と共同で専用の樽製造会社を設立。それぞれの畑に合った完全なオーダーメイドの樽を調達しています。
また、2005年に、地下2階、地上1階のグラヴィティシステムを導入した新醸造所を稼動。果実・果汁にストレスを与えない環境においてワイン造りを行っています。最新型の小型ステンレス発酵槽や熟成樽同様特性の木製発酵槽を完備。区画毎に醸造を行っています。醸造所の地下2階には樽熟庫があり、地下のため安定した温度・湿度でワインを熟成させています。
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