個性的な造り手のスタンダードキュヴェを厳選した3本セット
ポール・バラ・グラン・クリュ・ブージィ・レゼルブ・ブリュット
ポール・バラは、100%特級格付のブージィ村(南斜面で力強いピノ・ノワールが育まれる)に、1800年代から居を構え、この村の南斜面の絶好の場所に30もの区画を所有しています。当主は7代目にあたる、マダム・シャンタル。父のポール・バラ氏は、このドメーヌの名声を不動のものとした名傑。歴史と伝統の「ブージィ・ルージュ」の名声と品質保護のために、アカデミー・デュ・ヴァン・ド・ブージィの創立に携わった人物でもあります。
ブージィ村といえば、ポール・バラと誰もが認める存在です。ポール氏は高品質を目指すドメーヌ達で結成した、クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュを立ち上げたメンバーです。この組織では第二次発酵前のキュヴェが、会員の試飲チェックに認められないと、保証シールを得ることが出来ないという厳しい選考を行っている。ポール・バラのフラッグシップである“スペシャル・クラブ”は、この組織のクオリティーの高さを証明し、組織を牽引する出色の逸品です。
畑での作業は、必要な際に必要量のみ化学薬品を用いるラ・リュット・レゾネで行う。また果汁はデート・ド・キュヴェ(一番搾り)のみを使用し、プルミエ・タイユは、NM(ネゴシアン・マニピュラン)へ売ってしまう。まさに「畑に生きるドメーヌ」の品質へのこだわりが、ここブージィ村の伝説となりました。
香りの印象はベルガモットオレンジやミラベル、プラム、洋梨など、非常に複雑なアロマを放ちます。果汁はテート・ド・キュヴェ(一番搾り)しか使用せず、ヴァン・ド・レゼルヴを50%ブレンド。マロラクティック発酵はせず、48カ月以上の長い瓶熟成が行われます。
シャンパーニュの発祥の地と言われているヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区、ルヴリニー村の造り手です。オルバン家は1929年からブドウ、シャンパーニュ造りを始めていましたが、2007年にフランシス・オルバンが独立して自らのシャンパーニュをリリースしました。ムニエ100%の良さを前面に活かしたシャンパーニュです。
こちらのキュベはドザージュの量を控えて、ムニエのピュアな味わいとルヴリニー村のテロワールのもつ繊細さを追求したシャンパーニュ。土壌は粘土質石灰土壌で、日当たりの良い場所にあります。豊かな果実味とボリューム感、十分な酸がすばらしく整ったぶどうを栽培しています。単一年のワインにヴァン・ド・レゼルヴを50%ブレンドする事でより熟成に由来する香りや複雑味を表現しています。最低24ヶ月間の熟成を経ています。
アプリコットや白桃などの新鮮なフルーツのアロマに、ほのかなクリーム系の甘さが特徴です。口当たりは滑らかで、芳醇なシトラスの風味にスパイスのニュアンスが感じられます。余韻にはレモンピールのビターさが心地良く残ります。
アペリティフとして、またグリルした魚や肉とも合わせて食中酒としてもお楽しみ頂けます。
ジュール・ラサールは1942年にジュール・ラサール氏によって設立された小規模なドメーヌ。1982年ジュール・ラサール氏の死後、妻オルガと娘のシャンタルが引き継ぎました。伝統的な手法を守りながらも、女性ならではのフェミニンさや華やかさ、クリーンさが加わり、今では著名なシャンパーニュハウスと肩を並べるまでになりました。2006年にはシャンタルの娘アンジェリーヌもドメーヌに加わり、女性3代が運営するとても稀なドメーヌとなったのです。
厳格なリュットレゾネで栽培され、収穫は全て手作業。収穫後も厳しい選別で常に最良の葡萄の一番果汁だけを使用します。区画毎にキューヴでそれぞれ発酵後、そのままキューヴで寝かされ、落ち着かせてからキューヴ毎に状態を確認しながら、テイスティングし、どのキュヴェをブレンドするか決められます。少しでも品質にそぐわないキュヴェは全てネゴスに売却されます。ステンレスタンクで寝かせるのはシャンパーニュには不向きと考え、特注のステンレスタンクはアッサンブラージュ等に使用しています。
ドメーヌでは特注の960hlのステンレスタンクを14基揃えています。瓶熟はノン・ミレジムでも最低でも4年以上、ミレジメであれば6~10年は寝かされます。ルミアージュは全て手作業で行われ、伝統的なスタイルを継承しています。
また全てのボトルにデゴルジュされた日付が記載されています。アンジェリーヌはワイン業界において女性であることは大きな挑戦であると語っています。そして彼女たちは葡萄栽培家として成功すると共に、自らのワインを通して受け継いだラサールのスタイルやフィロソフィー、そして情熱を世界中に伝えていく事が何よりも重要であると考えています。
関連商品
この商品を買った人はこちらの商品も購入しています。