非常に長命で力強いワインを生み出す、モレ・サン・ドニを代表する特級畑
クロ・ド・ラ・ロッシュはモレ・サン・ドニの最も北に位置しており、粘土質を含む石灰岩の土壌で構成されています。
明るめのクリーンでピュアな赤紫色。果実感あふれる香りに、力強さとエレガンスさを兼ね備え、本格的なフィネスを感じます。ヴェルベットのような果実味が口の中で美しく広がりながら、しっかりとした骨格を感じるフィニッシュへと続く、非常に長命な赤ワインです。

オリヴィエ・バーンスタイン
しばしば“マイクロ・ネゴシアン”と表現されている彼のスタイルですが、彼自身はその言葉には少々疑問を持っている様子。
数十年前と現在では当然ワインに対する様々な考え方が移り変わっている中で、彼の考え方としては「ドメーヌ=畑の所有者」「ネゴシアン=畑の所有者で無い」とシンプルにこの2つに区別しています。彼自身は畑を所有しておりません。しかし、彼が携わるすべての畑は、1年を通じて樹の手入れから、収穫まですべてにおいて彼が管理をしているので、ぶどうを購入することは一切行わず、ドメーヌ・ネゴシアンという枠に収まることなくワイン造りをしています。
しかしながら、近年では特級畑のいくつかの区画は自身で購入することも出来ているそうです。
ぶどう樹の平均樹齢は50年以上でそのほとんどは60~80年と古樹がメインです。新樽の使用比率はワインの状態を見て毎年変化させています。理想的には新樽の香りはあまり付けたく無いそうで、ぶどうの芳醇な香りが漂い、リッチでより洗練された最上級のワインを目指しています。

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