ソムリエが秋におすすめするワイン5本セット
クレマン・ド・ブルゴーニュ ・エクストラ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・ルー・ペール・エ・フィス
「ルー」は1885年に設立されたブルゴーニュの老舗ワイナリー。コート・ドールに位置しているサン・トーバンに拠点を置き、家族経営で代々ワイン造りの伝統を受け継いでいる名門です。
今回はそのルーが手掛けるスパークリングワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」をご紹介します。シャンパン同様の瓶内2次発酵を用いて丁寧に作られ、さらに「ブラン・ド・ブラン」つまりシャルドネ種のみで作られた贅沢なスパークリングワインです。
元々シャルドネ種を用いて作る白ワインに定評のあるルー。その味わいはアップルのような果実感と口の中に広がる優しい発泡感が心地よく、品種の上質感を感じながらも肩ひじ張らず愉しめるスタイルとなっています。
シャトー・デューレは、白・赤・ロゼ3種を手掛ける、ボルドー地方ラド―村にあるシャトーです。ラド―含むその一帯は、甘口辛口双方の白ワイン生産が比較的盛んです。シャトー(お城)自体は18世紀から存在していますが、かつては普通の住居でありました。
そのシャトーを1983年、現当主の祖父母であるアンリさんとシモーヌさんが購入、現在に至ります。
フレッシュな味わいを想像させる淡い緑がかった色調と、新鮮な果実を思わせる香り。そのイメージ通り、フレッシュかつエレガントな口当たりで、酸味自体に丸みがあり、甘さとフレッシュさのバランスが素晴らしいです。
そのフレッシュ感を引き立たせるため、よく冷やしてお飲みいただくとより美味しくお楽しみいただけます。トマトやアボガドを使ったサラダ、お刺身やカルパッチョのような冷菜等との相性は抜群です。
ドメーヌ・レ・シャンセルはコート・デュ・ローヌの南「ヴァントー」で自然派ワインスタイルのワインを手掛ける、仏の星付きレストランや地元のワイン雑誌にも紹介されるなど近年の活躍が目覚ましい生産者です。赤ワインのヴァントーは今もローヌ地方では高名な生産エリアで、力強いタイプでありながらも、生産後熟成時間を要さず比較的早い段階でその風味を楽しめるスタイルが人気のワインですが、ヴァントー周辺一帯のエリアは赤だけでなく、ロゼ・白ワインも作られており、この「ヴォクリューズ・ブラン」はこの地の栽培に非常に適しているユニ・ブラン、ブールブーラン、カリニャン・ブラン等の品種をベースとした、華やかなスタイルのオリジナリティ溢れたワインとなっています。
シャトー・アンジェリュスの当主で天才醸造家ユベール・ド・ブアール氏が手掛ける赤ワイン。
シャトーはメドックのアペラシオンの中心、レスパールの西、ラフォンにあります。 緩やかな傾斜のぶどう畑はAOCメドックの格付けです。
粘土石灰岩土壌で構成されて、所有畑は22ヘクタール、平均樹齢は20年です。
チェリー、ラズベリー、ブルーベリー、カシスの様な香りとバニラやトーストを思わせる豊かな香り。口当たりは丸みがあり、タンニンが豊富で力強く、赤い果実の印象が余韻の最後まで残ります。
ぶどう比率
メルロー 65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%
James Suckling 91 - 92点
HUBERT DE BOÜARD ユベール・ド・ブアール
ボルドー・サンテミリオンの最高峰のシャトーの1つであるシャトー・アンジェリュスの当主であり、ワインコンサルタントとして国際的に活躍する天才醸造家です。
フランス国内外の30以上の名門ワイナリーのコンサルタントを務める一方で、1999年から2008年までサンテミリオンワイン協会会長を務めます。さらにRVF により「2012 年のマン・オブ・ザ・イヤー」に選出されています。
ボルドー・サンテミリオンの最高峰シャトー「シャトー・アンジェリュス」の当主で、ワインコンサルタントとして国際的に活躍する天才醸造家ユベール・ド・ブアール氏。こちらは、その天才とボルドーの大手ネゴシアンで120年以上の歴史を持つYvon Mau(イヴォン・モー)がパートナーシップを結び誕生した新シリーズREVELATION(レヴェラッシオン=新発見)です。
多くの人に美味しいボルドーワインを楽しんでいただきたいという思いから、新しい可能性を追い求めて出来上がりました。ぜひ高品質ワインをデイリーにお楽しみください。
モンペリエから北西に約20㎞の場所に位置しているラングドックを代表する生産者“Mas de Daumas Gassac” マス・ド・ドマス・ガサック。
1970年に革手袋の製造業者であった前当主のエメ・ギベール氏がエイニナン近郊の農場を購入しました。そこを訪れたボルドー大学の地質学教授アンリ・アジャベールの勧めで、ボルドーの広大な敷地から、カベルネ・ソーヴィニヨンの接ぎ木を17,000本植えました。
その後、醸造学者のエミール・ペイノー氏は、シャトー・マルゴー、オー・ブリオン、ミッション・オー・ブリオン、ラ・ラグヌのアドバイザーであり、彼らにアドバイスをします。1980年に「テーブルワイン」という名前で瓶詰めされた最初の1978ヴィンテージは、80%のカベルネ・ソーヴィニヨン、20%のマルベック、メルロ、シラー、カベルネ・フラン、ピノ、タナで構成されたそうです。
そして、1982年のワインはフランスで有名なゴー・エ・ミヨ誌によってラングドックのシャトー・ラフィットとして紹介されたことで、一気に人気を博しました。
こちらのムーラン・ド・ガサックは、90年代初頭に始めたもう1つのシリーズでよりカジュアルに楽しんで欲しいラインナップです。若々しいカベルネソーヴィニョン種特有のスミレのような優雅な香りが心地よく感じます。カベルネ種から生まれるワインのイメージはその力強さですが、このワインは果実味、酸味、渋み全ての味わいはマイルド。カベルネ種が持つ特徴が表現されつつも全体的にはミディアムボディで気兼ねなく愉しめる一本です。合わせるお料理は、スタンダードなお肉の他に鹿、仔羊と言ったジビエ系のお肉とも相性が良く、また家庭料理としても身近なすき焼きやピーマンの肉詰めとも非常にマッチします。
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