ブルゴーニュ白ワインの中で最高峰の造り手“ルフレーヴ”が手掛けるブルゴーニュ・ブラン
ヴィンテージは2014と約10年経過していて、果実味や酸味、ミネラルが非常にバランスよく華やかに溶け合い、優雅で洗練された白ワインです。
合わせるお料理として、クラシカルなフランス料理では舌平目や真鯛のデュグレレ風。バターを使用した濃厚なソースにトマトやレモンの酸味を効かせるお料理ですが、濃密なブルゴーニュ白ワインには非常にお勧めです。
ルフレーヴ
世界最高級の白ワインを生み出すブルゴーニュの造り手“ルフレーヴ”。
ドメーヌは20世紀初頭、ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続して設立し、その2人の息子ジョーとヴァンサンの時代に評価を確立させました。
ジョーの死後はその息子であるオリヴィエが代わりを務め、90年になってヴァンサンの娘アンヌ・クロードが参画。オリヴィエが自身のネゴシアン業で多忙となったため、94年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが一人でドメーヌの経営にあたっていましたが、現在はブリス・ド・ラ・モランディエール氏が後を継いでいます。
ルフレーヴはモンラッシェ、バタール・モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェの4つの特級畑と、ピュリニー・モンラッシェに1級畑を含むおよそ25haものブドウ畑を所有する大ドメーヌですが、その大部分を特級畑と1級畑が占めています。
またルフレーヴはピュリニー・モンラッシェとムルソーに挟まれたブラニー村にも畑を所有しています。さらに2004年、南のマコネ地区に約9haの畑を取得しました。同じ年からマコン・ヴェルゼとして醸造を始め、よりリズナーブルにルフレーヴの世界観を楽しめるシリーズを生み出しています。
ルフレーヴで特筆すべきことは、やはりビオディナミによるブドウ栽培です。
80年代末、ブドウ畑の状態に疑問を抱いたアンヌ・クロードは、地質学の専門家であるクロード・ブルギニヨンの講義を聞いたのがきっかけで、ビオディナミに移行し始めます。故フランソワ・ブーシェの指導のもと、天体の運行に従って農作業を行い、自然界の物質から作られた特種な調合物で土壌の活性化を図る、ビオディナミ農法を実践し、現在ではブルゴーニュにおいてビオディナミの先駆者として知られています。
2009年からは「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の名前のもと、買いブドウによるワインを少量生産していますが、ネゴシアンといってもブドウ栽培からルフレーヴのスタッフが携わり、栽培方法もビオディナミがとられています。また、ルフレーヴ・エ・アソシエのワインには赤ワインもラインナップされています。
さらにロワールの「クロー・ド・ネル」を傘下に収めます。アンジューのほか、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、グロローから造られるヴァン・ド・ペイやヴァン・ド・フランスを手がけ幅広く活躍をしています。
関連商品