一生に一度は飲んでみたい希少ワインを集めた数量限定の特別セット
サロン・ブラン・ド・ブラン・2013
サロンは数多あるシャンパーニュ・メゾンにあって、孤高の存在です。
単一畑、単一ヴィンテージのシャルドネのみを使用して造られます。
すべての条件が揃った類い稀なる年にのみリリースされるため、約110年の間に僅か40ヴィンテージあまりしか造られていません。
サロンを創業したのはウジェーヌ・エメ・サロン。毛皮商であった彼は、シャンパーニュに惚れ込むあまり、自らの手でシャンパーニュを造ることを決意します。
しかも、至高のシャンパーニュを目指すため、コート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネのみを用い、単一収穫年のミレジメとしています。
ウジェーヌ・エメからシャンパンを飲ませてもらった友人たちの間で評判が評判を呼び、やがてこれがマキシム・ド・パリのハウス・シャンパーニュに取り上げられます。
当時のマキシムは社交界の中心であり、世界中から最も舌の肥えた人々が集まっていたそうです。
そうした紳士淑女に認められ、ウジェーヌ・エメ・サロンのシャンパーニュはコニサーの間で語られる存在になりました。
現在、サロンはウジェーヌ・エメ自身が購入した1haの畑のほか、契約農家が所有する19の区画、合わせて15haの畑から造られます。これらの区画はすべてメニルの東向き斜面の中腹に位置し、陽当たりに優れ、水はけがよく、またにシャルドネの聖地です。またメニルの大きな特徴として表土が浅く、ブドウの根はすぐチョーク層の岩盤に辿り着くため、きわめてミネラルの強いベースワインを生み出します。
しかし、このミネラルたっぷりのシャルドネは長期間の瓶内熟成を経ることで、他のいかなるシャンパンでも再現不可能な、エレガントかつパワフル、複雑にして生き生きとした、奥深い風味が生まれます。したがって、サロンは最低でも10年の瓶熟成を経てようやく出荷されます。
また、デゴルジュマン(澱抜き)が行われた後もさらなる熟成は可能であり、ヘーゼルナッツやモカなどの香ばしいフレーバーを感じさせます。このようなフレーバーに出会うと、一瞬、サロンはオーク樽でベースワインの醸造を行っていただろうかと考え込むほどですが、サロンは今日、すべてステンレスタンクで醸造されています。
ピュリニー・モンラッシェ・1級畑・レ・ピュセル・2014・ルフレーヴ
世界最高級の白ワインを生み出すブルゴーニュの造り手“ルフレーヴ”。
ドメーヌは20世紀初頭、ジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続して設立し、その2人の息子ジョーとヴァンサンの時代に評価を確立させました。
ジョーの死後はその息子であるオリヴィエが代わりを務め、90年になってヴァンサンの娘アンヌ・クロードが参画。オリヴィエが自身のネゴシアン業で多忙となったため、94年以降はアンヌ・クロード・ルフレーヴが一人でドメーヌの経営にあたっていましたが、現在はブリス・ド・ラ・モランディエール氏が後を継いでいます。
ルフレーヴはモンラッシェ、バタール・モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェの4つの特級畑と、ピュリニー・モンラッシェに1級畑を含むおよそ25haものブドウ畑を所有する大ドメーヌですが、その大部分を特級畑と1級畑が占めています。
またルフレーヴはピュリニー・モンラッシェとムルソーに挟まれたブラニー村にも畑を所有しています。さらに2004年、南のマコネ地区に約9haの畑を取得しました。同じ年からマコン・ヴェルゼとして醸造を始め、よりリズナーブルにルフレーヴの世界観を楽しめるシリーズを生み出しています。
ルフレーヴで特筆すべきことは、やはりビオディナミによるブドウ栽培です。
80年代末、ブドウ畑の状態に疑問を抱いたアンヌ・クロードは、地質学の専門家であるクロード・ブルギニヨンの講義を聞いたのがきっかけで、ビオディナミに移行し始めます。故フランソワ・ブーシェの指導のもと、天体の運行に従って農作業を行い、自然界の物質から作られた特種な調合物で土壌の活性化を図る、ビオディナミ農法を実践し、現在ではブルゴーニュにおいてビオディナミの先駆者として知られています。
“レ・ピュセル”はバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェに隣接し、グラン・クリュに匹敵するポテンシャルを持つ1級畑として知られています。幾重にも重なる複雑な果実と白い花のアロマ、豊富なミネラルと深みのある果実味が見事に溶け合い、非常にエレガンスで凝縮した味わいです。
スイス・アルプスから地中海へと流れるローヌ河流域に広がる生産地・ヴァレ・デュ・ローヌ。M.シャプティエ社はこの地方を代表する生産者であり、創始者ポリドール・シャプティエ氏によって1808年に創立されました。彼らの特徴としては、一貫した家族経営のもと、畑を守り、テロワールを尊重する姿勢を貫く造り手です。テロワールやその年の特長を土壌に語らせ、それを純粋に表現することが現当主ミシェルの哲学です。
M.シャプティエ社は南北に長く広がるローヌ地方で、北はコート・ロティから南はシャトー・ヌフ・デュ・パプに至るまで、80haを超える広大な面積の自社畑を所有しています。優れたぶどう栽培家とも多く契約し、南北の対照的な生産地区の気候や土壌、栽培品種や品種構成の違いなどそれぞれの特徴を活かしたワインを手がけています。
ミシェル氏はいち早くビオディナミ農法を実践し、M.シャプティエ社のワインはそれ以来飛躍的な発展を遂げています。究極の有機農法といわれるビオディナミ農法によって育てられた自社畑のぶどうで造られるワインはすべてオーガニックワインとして公式に認められています。
また、世界中のワイン専門家や著名ソムリエが一目置く存在であり、彼のワインファンも世界中に存在します。ロバート・パーカー氏は彼のワインに「これ以上に並外れたワインを造り出すワイナリーは世界中探しても殆どない」とコメントをするなど、エルミタージュで最高峰の作り手の1人として知られています。
「レルミット」は、特別な区画の極めて樹齢の高いぶどうのみで造られます。日照量に恵まれた頂上付近の南向きに位置し、80年を超えるぶどう樹も植えられています。白ぶどう、赤ぶどう両方の樹が存在しますが、白ぶどうの樹はほんの一部のため、生産量も極わずかです。そんな希少な白ワイン「レルミット・ブラン」は、ほかに類を見ないほど濃厚で力強く、飲み応えあるリッチな味わいです。
さらに、2010年の「レルミット・ブラン」はワイン・アヴォケイトで100点満点を獲得した特別なヴィンテージです。
"ピエール・ダモワは銘醸畑「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」を最大面積を所有するなど、ジュヴレ・シャンベルタンを代表する有力生産者の1人です。同様に銘醸畑の「シャペル・シャンベルタン」や、小区画ながら、最高峰の畑「クロ・タミゾ」も所有しています。代々受け継がれた畑から生み出される、果実味があふれ芳醇で力強い味わいのワインで、世界中の愛好家を魅了し続けています。
その中で最高峰の人気を誇る「シャンベルタン」。ナポレオンに愛され、ブルゴーニュワインの王とも称される銘醸地。まさにブルゴーニュを代表するにふさわしい畑です。
【歴史】
1930年代にジュリアン・ダモワ氏により創業されました。所有する畑は95%がジュヴレ・シャンベルタンで、その内80%がグラン・クリュと、素晴らしいテロワールに恵まれた造り手です。1970年代、ジャック・ダモワ氏の時期に軽いスタイルのワインに一時転向しましたが、ピエール・ダモワ氏が1992年に当主となってからは、果実味溢れる芳醇で力のあるワインを造るようになり、ドメーヌの名声がさらに高まりました。
【栽培】
代々に渡ってジュヴレ・シャンベルタン村の銘醸畑を所有しており、非常に樹齢の古いブドウ樹に恵まれています。特に単独所有しているジュヴレ・シャンベルタン・クロ・タミゾは平均樹齢約70年以上と高い樹齢を誇ります。
化学肥料や除草剤は使用せず、厳しい選定とグリーン・ハーヴェストにより収穫量を抑えています。収穫は小型ケースを使い手摘みで行い、30分以内にドメーヌに運び入念な選果作業を行います。
【醸造】
除梗した後、区画毎にステンレスタンクに入れ、醸造所内の室温にて長めのマセレーションを行います。発酵期間は約4週間、必要と思われる時に多くても1日2回までのピジャージュを行います。アルコール発酵の後、木樽に移し、バトナージュはせずに16~24ヶ月熟成させます。"
「ラフィット」という呼び名は中世の農園の名称として14世紀の文献に登場します。ポイヤック村の中で一番小高い丘に位置していたことから、古いガスコーニュ語で「小高いところ」を意味する「La Hite」(ラ・イット)が転じてラフィットと名づけられたそうです。ぶどうの作付けは中世から行われていたが、17世紀にセギュール家がシャトー・ラフィットの所有者となり転機が訪れた。1670年代から80年代にかけて、ジャック・ド・セギュールがぶどう畑を広げ、ワインの生産を本格化させました。
1855年のパリ万国博覧会で行われたメドック公式格付けでは、第1級格付けの筆頭として最高評価を受けます。
1974年、エリック・ド・ロートシルト男爵が事業を継承、品質の向上を成し遂げ、名声を回復した。
現在は醸造責任者シャルル・シュヴァリエのリーダーシップのもと、世界最高水準のワインを生み出し続けています。
格付け1級の中でも一番と呼び声の高い、唯一無二の存在です。非の打ちどころがなく、卓越した複雑性のあるアロマに、口に含むと優美で繊細でいながら完璧なまでのバランスの取れたタンニンが感じられます。
(2000年)
気温は平均を上回り、降水量も通常より多く、生育が比較的早い年となりました。 5 月下旬から 6 月上旬にかけての湿気により、カビが発生しやすくなりましたが、大きな問題になることはありませんでした。
夏の終わりはぶどうにとってとても理想的で、8月と9月の暑くて乾燥した数週間が続き、非常に熟したぶどうが実りました。ぶどうの成熟はゆっくりと確実に進み、最初の果実が収穫されたのは 9 月 21 日でした。
美しい日差しの下、収穫は10月10日まで続き成熟度は均一で、糖度は非常に良好でした。タンニンはしっかりと存在しており、熟していて、非常に優れた抽出能力を持っていました。
(ぶどう品種)
カベルネ・ソーヴィニヨン 93%
メルロ 7%
2022年、サンテミリオンの格付け更新までたった4つのシャトーにのみ許された最高位の称号、「第1特別級A」を獲得していたシャトーです。この格付けは1958年に初めて制定されてから2011年までの約50年間、たった2つのシャトーのみがその名誉を受けておりました。ひとつは「シャトー・シュヴァル・ブラン」。そしてもうひとつが、こちらの「シャトー・オーゾンヌ」です。5大シャトーにペトリュス、シュヴァル・ブラン、オーゾンヌを加えたボルドー8大シャトーに数えられ、多くのボルドーファンを魅了し続けています。
なお、2022年9月のサンテミリオン格付けの更新時に、自ら格付けから撤退することは公表し、現在は格付け内に名前を見ることはできません。
地元メディアの情報によると、シュヴァル・ブランの支配人と技術責任者のピエール・オリヴィエ・クルエは「格付けの評価基準がテロワール、ワイン、歴史などの我々に基本的なものからあまりにもかけ離れている。その他の副次的な要素が、最終的なスコアで重視されすぎている」とコメントしています。
オーゾンヌのポーリーヌ・ヴォーティエは「テイスティングやテロワールの部分が、レセプションやソーシャル・ネットワークに比べて小さすぎる。オーゾンヌの基本中の基本」とし、「過去15年間のワインだけを試飲で判断すべきとされているが、偉大なワインを判断するのはもっと長い期間が必要」とコメントをしています。
「オーゾンヌ」という名前は、ローマの詩人であり、紀元後320年〜395年に生涯をここで送ったアウソニウスという人物にちなんで名づけられました。オーゾンヌは生産量が少ないため、入手するのは大変困難と言われています。生産量が少ないレア・ワインいえばポムロルのペトリュスですが、その生産量よりも少なく希少性が高いワインです。
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